土崎神明社例祭 土崎港曳山まつり

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【曳山まつりについて】

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 国の重要無形民俗文化財に指定されている土崎神明社の例祭である、「土崎神明社祭の曳山行事」は、7月20日・21日の両日、秋田の夏を熱く彩る「土崎港曳山まつり」の愛称でも親しまれています。
 曳山行事が、今のような形で行われるようになったのはいつの頃からなのかは、はっきりとはわかりません。しかし宝永2年(1705)、神輿渡御(みこしとぎょ)が行われたという記録があり、寛政元年(1789)の祭りを見た津村淙庵の「雪のふる道」に、たくさんの曳山が曳かれている様子が描かれていることから、古くから現在のような曳山が神明社の例祭のなかで行われていたことが伺われます。

7月20日

【曳山運行のみどころ】 午前8時〜9時頃各町内を出発。

 

この日は子供達が曳き手の中心となり各町内周辺を中心に運行され、午前10時頃から午後3時頃にかけては、各町内の曳山が奉納参拝の為に土崎神明社を訪れます。この時間帯に土崎神明社周辺に行けば各町内の曳山が集結している場面に出逢えます。また、この日は運行の途中途中にて子供達による輪踊りが披露されます。

 

【お囃子のみどころ】

 

この日の曳山にて演奏されるお囃子は「寄せ太鼓」と言い、聴く人の心を躍らす程の躍動感溢れるアップテンポなお囃子です。

 

【ふれあい曳山運行】

 

午後7時から、本町通り五十嵐病院前から中央通り五差路にかけて、一般市民を対象にした「ふれあい曳山運行」があります。
皆さんも、お気軽に曳山まつりを体験いただけます。
あなたも一緒に曳山を曳いてみませんか?!

 

7月21日

【曳山運行のみどころ(日中)】 午前8時頃各町内を出発。

 

この日は午前中は各町内から穀保町へ向けて運行します。 正午までに全曳山がここに集合します。
そして、各曳山が一斉に「寄せ太鼓」を演奏して、御旅所に向かう御神輿をお迎えします。

 

午後12時半頃に御旅所から帰る御神輿をお見送りした後に、1号車の曳山から順次相染町に向けて出発します。この時の曳山運行を「御幸(みゆき)やま」と言います。

 

午後1時頃から3時頃にかけて、本町通りに曳山が連なり、ホテル大和前辺りでは各町内の曳山の「輪踊り」が次々と披露され、沿道の露店の活気と相まってお祭り最高の賑わいの場となります。 各町内の「秋田音頭」の踊りの競演が見られるかも。ここはお祭り必見ポイントでもあります。 全ての曳山が相染町に到着するのは、午後7時頃になります。

 

【お囃子のみどころ】

 

この日の「御幸やま」にて演奏されるお囃子は「湊ばやし」と言い、ゆっくりとした調子のお囃子です。 【曳山運行のみどころ(夜)】

 

午後8時に打ち上がる花火を合図に、「御幸曳やま」の時とは逆の順番でそれぞれの曳山が各町内へと帰える為の運行が始まります。この時の曳山運行を「戻りやま」と言います。 「戻りやま」は曳き手の荒々しい中にも統率された勇壮さを感じさせるこのお祭り最大のクライマックスとなります。

 

この運行の途中途中にて「盆踊り(通称ドンドコドッケ)」が踊られるのものお祭りの特徴のひとつでもあります。「戻りやま」が各町内に到着するのは午前0時を過ぎていることでしょう。

 

【お囃子のみどころ】

 

この「戻りやま」運行時に演奏されるお囃子は「あいや節(ぶし)」と言い、聴く人の心を打つ何処か物悲しい雰囲気を醸し出す哀調をおびた名調子なお囃子です。